選ばれ続ける、3つの理由
1. 激しい練習にも応える、競技仕様のフレーム構造
TP-209(C)は、弾性と強度を兼ね備えた特殊鋼管を採用。
楕円パイプ(鉄)t2.0mmの頑丈なフレームが、連続する激しい跳躍もしっかりと受け止めます。
標準素材に比べ、弾性に優れた枠組と粉体塗装による表面処理で、長期間の使用でも性能が落ちません。
最もお勧めする本格派のためのモデルです。
2. 「伸びる」ベッドだから、高く跳べる
他社のポリメッシュベッドとの決定的な違い——それは「伸縮性」です。
TP-209(C)が採用する独自のイラスティックメッシュベッドは、検定品として認められた強度を持つポリエチレン糸(塩ビ被覆)を熱溶着で固定。
溶着の度合いを緻密に調整することで、従来の生地に近い高い伸縮性を実現しました。
ベッドがしっかり沈み込み、強力なスプリングが力強く押し上げます。
この感覚が、選手のパフォーマンスを引き出します。
3. 演技スタイルに合わせて選べる、スプリング設計
現代の体操は、空中での滞空時間と安定性が求められる時代です。
TP-209(C)は、ベッドとスプリングの種類・数を調整することで、さまざまな跳躍感に対応します。
特に柔らかいタイプのスプリングは、強く踏み込んでゆっくりと上昇し、空中時間を長く確保できる設計。
現代の演技傾向にマッチした、推奨仕様です。
なぜ、柔らかいタイプのスプリングを推奨するのか?
ミドルサイズ 209 の競技用トランポリンでは、公式競技タイプの硬いスプリングよりもゴムの感覚に近い柔らかいス
プリングを推奨しています。
その理由は、現代の対象競技に求められる「演技の質」にあります。
瞬発力より、コントロール性を
公式競技タイプのスプリングは、早く上がって高く跳べる一方で、瞬発力が強すぎるために選手がバランスを取りに くいという課題があります。
実際に一部チームからは「ヨシダの台は外れ」という声が上がるほど硬く、競技レベルでは不評でした。
一方、柔らかいスプリングは、強く踏み込んでもゆっくりと上昇するため、空中時間を⾧く確保できます。
この「ゆとり」が、選手にとっては姿勢を整え、安定した演技を組み立てるための余裕につながります。
現代の演技傾向に、フィットする跳躍感
近年の体操競技では、ただ高く跳ぶだけでなく、空中での動きの正確さや美しさが重視されるようになりました。
そのため、「強く踏み込み、ゆっくり上がって、空中時間を多く確保する」という跳躍スタイルが主流です。
柔らかいスプリングは、まさにこの流れに適した設計となります。
選手の好みによって意見は分かれるものの、安定性とコントロール性を求める現代の競技スタイルには、最適な選択と言えます。